職業訓練ではより自分にあった仕事を見つけるために、時間をかけて自己理解をします。たいていの場合、はじめに「自分の長所と短所を見極める」を書き出します。ほとんどの訓練生はあっという間に自分の短所をたくさん並べ立てるのですが、長所なんて思いつかないと戸惑います。そんなとき、私は講師として必ずリフレーミングを勧めています。リフレーミングとは物事の枠(フレーム)をいったん外し、別の視点から見直すことを指します。自分で「あれも短所、これも短所」と書き出したものを、それは本当に短所なのかと角度を変えて眺めてみるのです。